2007年2月 5日 (月)

ブラッドレー(2)

日経225と「ブラッドレー」の関係を見てみましょう。2006/11/01~2007/04/23のブラッドレー(赤い線のグラフ)を表示してあります。

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ブラッドレーの見方としては、グラフの傾きが変化する時期の前後(3~4営業日)が変化日という考え方をします。(傾きの変化は価格の方向性とは関係ありませんので注意!

2006/11/27の日経225安値の日を見ると、ブラッドレーもほぼ同時期に低い数字(最低値は11/28の-132.58)を示し、上昇に転じていることがわかります。常にこのような動きをするわけではありませんが、プラスアルファの材料として見ると役に立ちます。

米国では著名な投資家も参考にしており、マーク・ファーバー博士もブラッドレーを引き合いに株価のコメントを出していました。(http://www.safehaven.com/article-4746.htm

参考までに2007年でブラッドレーの傾きが変化する日をあげておくと、3/9, 3/20, 4/20, 5/8, 6/14, 8/27, 10/15, 12/21、となっています。

また、赤い線の下にある黄緑色のグラフは、ブラッドレーの計算をヘリオセントリック(太陽中心)で行ったもので、為替の変化日についてはこちらのほうが効果的なようです。最下段の青いグラフはオリジナルのブラッドレーとヘリオセントリック・ブラッドレーを合成したブラッドレーのグラフです。これらについても、今後3ヶ月の傾きの変化する時期を参考にしてみてください。

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2007年1月29日 (月)

ブラッドレー(1)

金融占星術、特に米株の分野で古くから知られているものに「ブラッドレーのサイドログラフ」(単に「ブラッドレー」と呼ばれることが多い)があります。

「ブラッドレー」とは、ドナルド・ブラッドレーが "Stock Market Prediction" (1949年)において紹介した天体間のアスペクトを数値化したもので、以下のような複雑な計算を経て求められます。

(1) 9主要天体(太陽、水星、金星、火星、木星~冥王星)のその日のメジャーアスペクト(コンジャンクション、セクスタイル、スクエア、トライン、オポジション)を調べる。オーブ(許容度)は15度とし、オーブ0度(イグザクト)を10点、オーブ15度を0点とし、0度~15度の間は10点~0点でならす。

(2) セクスタイルとトラインは+点、スクエアとオポジションは-点とし、コンジャンクションについては、以下の表の通りに+点と-点を区別する。

  太 水 金 火 木 土 天 海
水 +
金 + +
火 - - -
木 + + + -
土 - - - - -*
天 + + + - -*-*
海 - + + - +*-*-*
冥 - - + - -*-*-*-*

 * の付いている組み合わせは長期アスペクト点数として別扱いにする。
(注:コンジャンクション以外のアスペクトも同様に別扱い)

(3) 金星と火星のデクリネーション(赤緯)を調べ、北緯は+点、南緯は-点として合計する。

ようやく各点数が出揃いましたので、これらを以下の式にあてはめ最終的な数値「ブラッドレー」を計算します。(四則演算の順序にご注意!)

(長期アスペクト合計点+デクリネーション合計点÷2)×4+通常アスペクト合計点

次回は、実際に「ブラッドレー」と株価の関係を見てみましょう。

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2006年12月15日 (金)

もうすぐ冬至

今年の冬至は12月22日ですが、冬至を占星術的に表現すると太陽の山羊座へのイングレスということになります。つまり、今年を例に挙げると2006年12月22日9時22分から2007年1月20日20時0分までに生まれた場合が山羊座生まれということになりますね。

山羊座といっても年によって太陽が山羊座へイングレスする時間は異なりますので、微妙な時間(イングレス前後)に生まれた場合、自分が思っている星座と異なる可能性もあるわけです。例として、2006年12月22日9時20分生まれの場合は射手座になりますから、微妙な時間に生まれた方は要チェックです。

さて、冬至といえば一年で夜がもっとも長く、そして太陽が低い高度を通って行くことは皆さんもご存じの通りです。冬は太陽の光が窓から家の奥の方にまで入ってきますよね。
それでは、満月はどうでしょう?今年の冬至は満月ではありませんが、冬至の前後に満月であった場合月がどのように見えるかぱっとわかりますか?これは小学校・中学校レベルの理科ですが、すぐにわかる方は意外と少ないのではないでしょうか。

答えは、太陽と逆に月の高度が高くなりますので、冬至に限らず冬の満月は空の高い位置を通っていくことになります。ちなみに次回の満月は1月3日、お正月休みの頃となります。冬至からは12日ほど過ぎてはいますが、ほとんど頭の真上を通っていく満月を見ることができるはずです。

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2006年11月13日 (月)

水星の太陽面通過

新聞やニュースでご覧になった方も多いかと思いますが、昨日(11月9日)水星が太陽面を通過する現象が起きました。これは珍しい現象で地球と太陽を結んだ直線上を水星が通過しなくてはなりません。

これが水星でなく月の場合には日蝕になるわけですが、新月の時にいつも月が地球と太陽を結んだ直線上にあるわけでは無いため、日蝕も珍しい現象となるわけです。

さて、水星の太陽面通過は珍しい現象(次回は2016年、日本で見えるのは2032年)ですが、一般的には水星の内合(2次元的に太陽-水星-地球が並ぶ)と呼ばれます。この内合と外合(2次元的に水星-太陽ー地球が並ぶ)を併せて占星術では「太陽と水星の合(コンジャンクション)」と呼び、相場では転換日になりやすい日柄とされています。

 参考:2007年の太陽と水星の合
  2007年1月7日、2月23日、5月3日、6月29日、8月16日、10月24日、12月18日

驚くべきことに「太陽と水星の合」は約5000年前のメソポタミア文明で既に理解されていたということです。シュメール人の都市ウル(現在のイラク)から出土した粘土板に楔形文字で、太陽と水星の合について記されていたのです。(私は楔形文字は読めませんが、大英博物館の展示物に、そうしたものがあります。)

 オンライン大英博物館(http://www.mesopotamia.co.uk/menu.html#)シュメール

それにしても、肉眼観測が不可能である太陽と水星の合のサイクルを知り、またそれを社会現象と結びつけて考えていたことも不思議ですが、シュメール人そのものも色々と謎に包まれていますので、ネットで色々と調べてみると面白いかと思います。

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2006年10月24日 (火)

水星逆行とボイド

水星の逆行については、7月のブログ(13日・27日)に書きましたので詳細はそちらの内容を見ていただくとして、今年最後の逆行がまもなく10月29日~11月18日にあります。

この水星逆行時に気になるのが「ボイド」です。

ボイドとは、月がひとつのサイン(星座)内で他の天体と最後のメジャー・アスペクト(0度、60度、90度、120度、180度)を形成してから、次のサインに入る(イングレスする)までの時間帯を言います。

そして、ボイドとは文字通り VOID のことで無効という意味。ボイドの時間帯は一般に情報伝達のミスが起こりやすいと言われますが、投資行動では判断が鈍るとか、逆に妙に冴えていると思い込んで後から判断し直すといったことが起こりがちです。ましてや、水星の逆行には元々ボイド的な意味合いを含んでいますので、ダブルで要注意な時間帯と考えられるのです。

以下に、今回の水星逆行中のボイドをリストアップしておきますので、注意すべき時間帯としてチェックしておきましょう。(日本時間表示)

 10/29(日)10h29m  ~        19h16m  (08h47m)
 10/31(火)14h30m  ~        23h10m  (08h39m)
 11/02(木)16h54m  ~  03(金)00h46m  (07h51m)
 11/04(土)17h03m  ~  05(日)01h04m  (08h00m)
 11/06(月)19h17m  ~  07(火)01h46m  (06h28m)
 11/08(水)20h15m  ~  09(木)04h45m  (08h30m)
 11/11(土)05h58m  ~        11h33m  (05h35m)
 11/13(月)17h28m  ~        22h18m  (04h49m)
 11/16(木)07h41m  ~        11h14m  (03h33m)

毎月のボイド一覧は「アストロカレンダー」のHP( http://homepage1.nifty.com/yy/Astro/ )にも掲載されています。

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2006年10月23日 (月)

先週の「週刊 SPA!」

先週10月17日に発売された「週刊 SPA!・10月24日号」、読まれた方もいるかと思いますが、不思議な特集が組まれていたのをご存じですか?

~オカルト「神秘的投資術」で儲ける~

電車内の吊り広告でよく見かけますが、別の意味で怪しい感じのする雑誌が、怪しさを増していたと思ったのは私だけではないかもしれません。

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内容としては、「金融占星術」(私)、「ペンタゴン・チャート」(川口氏)、「月の満ち欠け」(四方田氏)、「メリマン・サイクル」(丸子氏)、「太陽の黒点」(山下氏)といったものが扱われていますが、取材を受けている側は私も含めて(?)皆さんまじめな方ばかりです。

取材時の話によると「週刊 SPA!」の発行部数は週刊誌としては多い方で、投資関連の特集を組むと、読者(おそらく20~30代の男性が主)の反応が良いとのこと。この号ではオカルト系(?)投資方法の特集を組んでみたいとのことで、色々とお話させていただきましたが、果たしてこうした特集で投資に興味を持つ層に受けるのかどうかはわかりません。

私のページではドル円のアストロチャートを題材に簡単な見方を説明してあります。もう書店には並んでいないと思いますので、興味のある方は図書館に足を運んでいただくか、バックナンバーを注文するしかないと思いますが、よろしかったら目を通してみてください。

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2006年8月31日 (木)

冥王星とドル円

為替相場に絡んだ冥王星ネタです。

私が使っている金融占星術技法の一つに「オーバーラップ」というものがあります。

簡単に言ってしまうと、オーバーラップとは特定の2つの天体が特定の角度を取った時に、価格に共通性が見られる現象ですが、ドル円の場合ですと、水星と冥王星が30度ごとの角度(0度、30度、60度、90度、120度、150度、180度、180度~0度の間も同様)を形成した日±1日のレンジ(最大3日間)が、前回あるいは前々回の該当日のレンジと重なるという現象です。

まずは、下のチャートをご覧下さい。これはドル円バーチャートのオーバーラップ該当日のみ赤にペイントバーしたものです。

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こうしてみると、前回あるいは前々回とのオーバーラップがかなりの頻度で発生していることがおわかりいただけると思います。

冥王星が惑星でなくなったとしても、冥王星を使ったサイクル分析は今後も役だってくれそうです。

オーバーラップに興味のある方は、私の「アストロカレンダー」(http://homepage1.nifty.com/yy/Astro/)にも解説がありますので、あわせてご参照下さい。

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2006年8月28日 (月)

冥王星が惑星でなくなった!

最近、ニュース等でも話題になっていた太陽系の惑星定義が8月24日に確定しました。

** 国立天文台速報 http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000233.html **

それによると、太陽系の惑星は「水・金・地・火・木・土・天・海」の8つとなり、冥王星が惑星からドワーフ(小型惑星、矮惑星といった訳になるか)へと格下げになります。

今まで惑星のきちんとした定義が無かったことに加え、冥王星以遠の天体が続々と見つかったことから、国際天文学連合総会で惑星の定義が決められたことによるものです。

ここで問題は、占星術ではどうなるのか?冥王星は今後使わなくなるのか?という疑問でしょう。個人的には今後も西洋占星術で冥王星は使われ続けるであろうと考えていますので、今日はそのあたりの考えを記しておきます。

そもそも占星術は、土星以遠の惑星(トランス・サタニアン=天・海・冥)が見つかる前から存在しており、現在でも古典派とインド占星術ではトランス・サタニアンは使われていません。

いっぽう、積極的に新しい手法を開発する人達もいて、そうした中には4大小惑星であるセレス、パラス、ジュノー、ベスタを加えたり、あるいは最初の冥王星以遠(トランス・プルート)の天体となった1992QB1といった天体を加える人もいるわけです。

また、占星術では惑星のみを使うわけではなく、太陽は恒星ですし、月は地球の衛星です。他にも計算上の点をいくつか使用します。ですから、単に惑星と型にはめてしまうのがそもそも間違いであり、天体、あるいは感受点といった呼び方が望ましいのです。

また、今回の惑星定義においても冥王星は特別扱いされており、海王星以遠(トランス・ネプチュニアン、通常エッジワース・カイパーベルト天体と呼ばれる)のドワーフの典型例であるとされています。

つまり、冥王星は今後もどんどん広がっていく太陽系のトランス・ネプチュニアンの象徴的な存在として、占星術においては使われ続けていくのではないかというのが率直な意見です。私自身も、金融占星術において冥王星のサイクルを切り捨てることは全く考えていません。

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2006年7月27日 (木)

水星の逆行(2)

以前、水星の逆行について書きましたが、いよいよ来週から水星は順行に戻ります。

水星逆行初期には相場が振れやすくなるという話をしましたが、水星が順行に戻る時には何か特徴的なことはあるのでしょうか?

一般的には、水星逆行中期(第2週目あたり)の動きを追いやすいと考えられていますので、今回にあてはめるならば、ドル高円安の動きになりやすいと考えることが出来るでしょう。

しかしながら、水星が順行に戻る日にもっとも近い営業日のみに限定した場合、より特徴的な動きをしていることがわかります。

以下のチャートは、ドル円日足のバーチャートに「水星の逆行にもっとも近い営業日を赤く、水星の順行にもっとも近い営業日を緑色に」ペイントしたものです。

Blog_58

左下に、この緑色にペイントした日の値動きについて統計をとったものの一部をピックアップしてありますが、その日にドル安・円高になったケースが70%、その日±3日とした際に目先の高値が現れているケースが75%にも達しています。

統計を取ったのは過去44回の順行、つまり1992年以降の14年間となりますが、今回もそのケースがあてはまるとするならば7月28日はドルが売られやすく、7月25日~8月2日の間に目先の高値をつける可能性が高いということになります。

はたして、どうなるでしょうか?

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2006年7月13日 (木)

水星の逆行

今回は占星術ネタです。

水星の逆行と書くと、天文現象としてピンと来る方もいるでしょうし、なんだろうそれはと思われる方もいるかと思います。水星自体は約88日で太陽の周りを回っていますが、地球の公転速度との差によって地球から観測した場合に見かけ上、逆に動いている時期がありこれを逆行と言います。

水星は太陽のすぐ近くにあるため肉眼で見ることは困難ですが、通常は背景にある星座の中を西から東へと移動しています。逆行というのは、文字通り背景の星座の中を東から西へと動く状態で、1年に3回およそ3週間続きます。(下図は、本年6月10日~8月31日の水星の動きで、7月5日~29日が逆行期間)

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さて、水星の逆行と相場との関係ですが、通常水星の逆行期間中は相場の変動が大きくなる傾向があり、特に逆行初期の一週間程度(今回で言えば、7月5日~11日頃)は一日の振れが大きくなりやすいため注意が必要です。ドル円を例にとっても、やはり今回も振れが大きかった印象があるのではないでしょうか?

ちなみに、年内はもう一度、10月29日~11月18日が水星の逆行期間にあたります。10月下旬になったら、この記事を思い出してくださいね。

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