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2007年1月29日 (月)

ブラッドレー(1)

金融占星術、特に米株の分野で古くから知られているものに「ブラッドレーのサイドログラフ」(単に「ブラッドレー」と呼ばれることが多い)があります。

「ブラッドレー」とは、ドナルド・ブラッドレーが "Stock Market Prediction" (1949年)において紹介した天体間のアスペクトを数値化したもので、以下のような複雑な計算を経て求められます。

(1) 9主要天体(太陽、水星、金星、火星、木星~冥王星)のその日のメジャーアスペクト(コンジャンクション、セクスタイル、スクエア、トライン、オポジション)を調べる。オーブ(許容度)は15度とし、オーブ0度(イグザクト)を10点、オーブ15度を0点とし、0度~15度の間は10点~0点でならす。

(2) セクスタイルとトラインは+点、スクエアとオポジションは-点とし、コンジャンクションについては、以下の表の通りに+点と-点を区別する。

  太 水 金 火 木 土 天 海
水 +
金 + +
火 - - -
木 + + + -
土 - - - - -*
天 + + + - -*-*
海 - + + - +*-*-*
冥 - - + - -*-*-*-*

 * の付いている組み合わせは長期アスペクト点数として別扱いにする。
(注:コンジャンクション以外のアスペクトも同様に別扱い)

(3) 金星と火星のデクリネーション(赤緯)を調べ、北緯は+点、南緯は-点として合計する。

ようやく各点数が出揃いましたので、これらを以下の式にあてはめ最終的な数値「ブラッドレー」を計算します。(四則演算の順序にご注意!)

(長期アスペクト合計点+デクリネーション合計点÷2)×4+通常アスペクト合計点

次回は、実際に「ブラッドレー」と株価の関係を見てみましょう。

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2007年1月25日 (木)

2007/01/25

昨夜は激しい動きでした・・昨年の秋以降不思議なくらいに静かだった欧州からの円安牽制ですが、2月のG7で円安是正を求めるとの一部報道でこれまでの円売り一辺倒の動きに変化が生じてきているようです。

通常記事は今週なかなか手が回りませんが、来週には再開できるかと思います。

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2007年1月23日 (火)

2006年に扱った主なテクニカル手法

2006/01  ○移動平均線のクロス、上抜け下抜け、傾きの変化
2006/02  ○中値移動平均線(ピボット移動平均の原型)
         ○ストップロス、プロフィットプロテクションについて
2006/03  ○MACD
         ○MAE(最大逆行幅)とMFE(最大順行幅)
         ○ラーゲル移動平均線
2006/04  ○先行移動平均線(DMA)
         ○高値移動平均線と安値移動平均線
2006/05  ○3本の移動平均線
         ○RSI
2006/06  ○リバースエンジニアRSI
         ○ADX
         ○ストキャスティックRSI
2006/07  ○CCI
2006/08  ○アルーン
         ○TRIX
2006/09  ○ボリンジャーバンド・ディファレンシャル
         ○自動トレンドライン
         ○トレンドファインダー
2006/10  ○フィボナッチゾーン
2006/11  ○ポイント&フィギュア
         ○GMMA
2006/12  ○各種ストップ(バランスステップ、フリップイット、トリプルスイッチ)
         ○各種ストップ(シャンデリア、パラボリック)
         ○描画ツール(フィボナッチ関連)

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2007年1月18日 (木)

描画ツール・番外編

今回は番外編として面白ツールを紹介しましょう。実際の道具なので、まずは写真をご覧下さい。

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これは「エルリッチ・サイクル・ファインダー」という道具で、実際に描画ツールとして過去に使っていたものです。片側に5本の山、もう片方に9本の山があり多数の蝶番で伸縮自在の構造をしています。

主に9本の山がある方を手書き(あるいは印刷した)チャート上で伸縮し、時間観測として谷や山のサイクルを見つけることが出来ますし、9本の山を伸縮し値幅観測としてギャンの8分割や、両端と4本目、6本目の山を使いフィボナッチ戻しの見当を付けることも可能です。つまり、4本目=37.5%≒38.2%、6本目=62.5%≒61.8%(小さな赤い丸をつけた山、実際マジックで色を塗ってました)という使い方ですね。

PC上のチャートでもトレンドラインを引くのが精一杯という頃の話ですから、優れ物ツールでした。サイクル・ファインダー自体は1978年にスタン・エルリッチ氏により発明され、それ以降多くの先物トレーダーに愛用されてきたましたが、結構いい値段で買った記憶があります。マックシェイクみたいに(?)、1つの値段で2つ買えるという時に同僚と買った懐かしい道具です。

さすがに今では買う人はあまりいないと思いますが、相変わらずネット上で売っていたので価格を見たら75ドルでした。おそらく昔から同じ値段ではないかという気がします。興味のある人は以下のサイトをご覧下さい。

http://www.stanehrlich.com/finder.html

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2007年1月15日 (月)

描画ツール(6)

今回は「ピッチフォーク」(正式にはアンドリューのピッチフォーク)です。ピッチフォーク(pitchfork)、直訳すれば熊手です。最近はあまり見ませんが、落ち葉をかき集めるのに使う道具ですね。

このピッチフォークは上げ相場を例にすると、安値(A)から最初の高値(B)、そして押し(C)という波動が見られた場合に、(B)と(C)を結んだ線の中間点に向かって(A)から線を引き、この線に平行に(B)と(C)からも平行線を引きます。

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いつものドルインデックス・チャート中の赤い線がピッチフォークです。このピッチフォークの(B)から伸びる上側の線がレジスタンスに、(C)から伸びると下側の線がサポートになるという考え方です。

ピッチフォークにはいくつかのバリエーションがあり、更に上下に等間隔の線を引いて5本の熊手にしたものや、今回示した例のようにフィボナッチ比率の補助線(38.2%、50%、61.8%の位置に引いてある点線)を引いたものがあります。

今回のドルインデックス・チャートでは内側の補助線が効いている印象でしょうか。

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2007年1月11日 (木)

描画ツール(5)

引き続きフィボナッチ比率を用いた描画ツールを続けます。今回は「ダニエル・ライン」と呼ばれるもので、2本の平行チャネルの中に38.2%と61.8%の比率の補助線を引き、平行チャネルの中での小さなサポート、レジスタンスを知ろうという手法です。

まずは、最近おなじみのドルインデックスチャートをご覧下さい。

102

この図は12月5日安値82.24と1月2日安値83.15を結んだサポートラインに、1月10高値85.14を通る平行線を引いたものです(赤い実線の平行線)。そして、この平行チャネルの中に赤の点線で38.2%と61.8%の比率の補助線を引いてあるのがダニエル・ラインです。

ドルインデックスが上昇トレンドを続けた場合の押しの目安として、2つのライン(38.2%、61.8%)がサポートとして効いてくるのではないかという考え方です。

私自身はダニエルラインを使っていませんが、こうした類の描画ツールは単独で効いていることは少ないようです。しかし、他の分析手法によって得られた位置と重なるような場合(例:移動平均線、均衡表各線。等)には注意したほうがよいでしょう。

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2007年1月10日 (水)

個人ブログに移行しました

このたび、「山中康司のチャートと占いの話」が「山中康司のチャートの話」とタイトルを変え、個人ブログに移行いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。

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2007年1月 9日 (火)

描画ツール(4)

年明けもフィボナッチ比率を用いた描画ツールを続けます。「フィボナッチ・アーク」と似たコンセプトを持つツールに「フィボナッチ・ファン」があります。アークがフィボナッチ比率の同心円を描くのに対して、ファンはフィボナッチ比率の複数ライン(サポート・レジスタンス)を描きます。

高値と安値の値幅を「1」として、通常その間の「38.2%、50%、61.8%」の比率を通るラインをを引いたラインがフィボナッチ・ファンです。以下の図をご覧下さい。今回もドル・インデックスのチャートを使います。

1011

この図では高値から安値までの値幅を「1」として、より現在に近い日である安値から垂直に上げた値幅(1)の38.2%、50%、61.8%の比率(丸で囲んだ位置)の点を通るラインを高値から引いています。青いラインが38.2%と61.8%、赤いラインが50%です。補助的に21.4%と78.6%にも水色のラインが引いてあります。

この例では、フィボナッチ・ファンが戻しのレジスタンスとしてワークするであろうという値幅観測ですが、効果のほどは正直「?」でしょうか・・いわゆるフィボナッチ戻しも併せて描いたものが下図となりますが、今回のケースではこちらのほうが効いているようです。

1012

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2007年1月 4日 (木)

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

このブログもスタートして一年になりました。だいたい週2回の頻度で更新して参りましたが、早いもので今回でちょうど100回目の更新となります。

これまでテクニカル分析の検証を中心に、あまり知られていない手法の紹介もしてきましたが、まだまだ取り上げたいテーマはたくさんあります。昨年末から始めた描画ツールは値幅や時間のターゲットを求める手法ですが、こうしたツールだけでも多種に上りますし、描画ツールに限らず自分自身興味があっても今まで使ったことのない手法が多いことも事実です。

こうした場合、調べ物をしながら書き進めていくことで改めて知ることも多く、また中途半端な知識のものについては書くという作業の中で自分に欠けている部分を補うことができました。ブログを書くことで、皆さんに手法の紹介をしながら私も勉強させていただいているというのが正直な感想です。

一年のはじめということで、常に謙虚に、そして向上心を持ち続けようと気を新たにしています。2007年は亥年、早いもので年男になりました。私も皆さんと一緒にまだまだ頑張りたいと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2007年元旦  山中康司

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