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2006年11月 1日 (水)

ポイント&フィギュア(2)

思い出話はこれくらいにしておいて、ポイント&フィギュア(以下、P&Fと表記)のごく簡単な説明をしておきましょう。P&Fは非時系列チャートになりますので、値動きだけを×(上昇)と○(下降)で表し、一定の値動きがあった場合にのみ×と○を書き足していきます。

この一定の値動きは、枠の大きさと枠の転換数で決まりますが、このあたりは各人各様のようです。ここでは、以下のような方式で枠の大きさを決めることにします。

日足のチャートに10日高値単純移動平均線(10H_MA)と10日安値単純移動平均線(10L_MA)を引き、次にそれぞれの差の20日単純移動平均線(20MA)を求めます。この値の2分の1~3分の1を基準に100で割り切れる数字(10、20、25、50のどれか)を1枠の大きさとします。また枠の転換数はもっとも一般的と考えられる3枠転換を採用します。

それでは、ユーロドルのP&Fチャートを作ってみましょう。ユーロドルの場合、20MA(10H_MA - 10L_MA)は100ポイントから70ポイント程度です。ですから1枠の大きさは50ポイント、もしくは25ポイントが適当ということになります。以下のチャートは「1枠25ポイント、3枠転換」のP&Fです。(注:便宜的に終値の変化のみで作成)

Blog_84

実は、当時のシステム売買に使っていたチャート(ドルマルク)も「1枠25ポイント、3枠転換」のものでした。次回はユーロドルのチャートを使って当時の売買手法をあてはめてみることにしましょう。

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