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2006年11月 9日 (木)

ポイント&フィギュア(3)

それでは当時売買していた手法の説明です。

エントリールールはP&Fの特徴をそのまま使って、一つ前の×(上昇)の列よりも1枠上昇したらその時点で買いのエントリー、同様に一つ前の○(下降)の列よりも1枠下降したらその時点で売りのエントリーとなります。

仕切りのルールについては、利食いは1枠25ポイント、損切りは列の反転つまり3枠75ポイントとしていました。

更に利食ったあとの「リエントリー」として、利食った枠よりも4枠(=100ポイント)動いた場合はもう一度同じ方向でエントリーすることとし、その場合の仕切りルールも上記のルールをそのまま使うこととしていました。

実際の図にこれらのルールを重ねると以下のようなチャートとなります。

Blog_85

×(上昇)の列では、緑色の四角でペイントしてある枠が買いのエントリー、水色の四角は利食いの仕切り、水色でペイントした○は損切りの仕切りです。○(下降)の列では、赤でペイントしてある枠が売りのエントリー、オレンジの○は利食いの仕切り、赤い四角で囲った×は損切りの仕切りです。

このチャートにある部分だけのパフォーマンスは次のようになっています。

   勝ち 負け 
買い 24 10 =(24×25ポイント)-(10×75ポイント)=-150ポイント
売り 10  2 =(10×25ポイント)-(2×75ポイント)=+100ポイント

差し引き「-50ポイント」・・・

トータルではわずかな負けとなってしまいましたが、ほぼ収益がゼロであるということは損切りを利食いの3倍に取っていますので、勝率が約75%ということになります。使い方次第では使える方法になるのではないでしょうか。

なお、今回のパフォーマンスは終値によるP&Fであるため、実際の値動きを全て追っているわけではありません。ザラバの動きも含めたP&Fでは現在でもきちんとワークしているという話を先日当時の部下から聞いたのですが、彼が今でも取引の参考にしているということがP&Fについて書こうと思ったきっかけだったのでした。

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