ポイント&フィギュア(4)
さて、P&Fのように横軸の時間が等間隔ではない(時間の要素を無視した)チャートを非時系列チャートと呼びますが、非時系列チャートの場合、値動きのみに着目して分析できることから、昔から東西を問わずに売買のポイントを知るツールとして根強い人気があります。
日本でもカギ足というチャートがP&Fと非常に似たチャートとして使われていました。カギ足もP&F同様、最初に決めた値幅が動いた時にのみ線を書き足していくものです。
たとえば、これまで使ってきたユーロドルをカギ足チャートで作成する場合、値幅を75ポイントとすると、75ポイントの逆方向の動きがあった場合には反転となりますが、同方向の動きでは例え1ポイントでも動きがあれば書き足していくという点がP&Fとは大きく異なります。
売買の基本はP&Fと同様、直前の高値あるいは安値を抜けた場合に新値でエントリーするというのが基本ですが、P&Fにせよ、カギ足にせよ一般的な時系列チャートとは異なった視点で方向性をとらえることができますので、一度はチャレンジしてみても面白いチャート種かと思います。
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