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2006年10月31日 (火)

ポイント&フィギュア(1)

突然、ポイント&フィギュアか?って感じでしょうが、実は私にとっては非常に思い出深いチャートのひとつです。

使い始めたのは1980年代後半だったと思いますが、日中のザラバの動きも含めてマーケットの動きを頭に刻みながら全て手書きで書いていました。そうこうする内に90年代に入って自身初のシステムトレード(?)をポイント&フィギュアを使って始めましたので、まずは当時の思い出からから行きましょう。

ポイント&フィギュアのチャートは2ミリ方眼に付けていました。最初はドル円、次にドルマルクです。ドルマルクのチャートを見ている内に、おやっ?と思ったことがありましたので、まずは過去のチェック、これは行けるんじゃないかと売買シグナルと仕切りの明確なルールを決めました。もう一度チェックして、リエントリーのルールなども定めました。ポイント&フィギュアの性質から、このあたりは楽だったと言えるでしょう。

そして、一番の問題はそれを実行に移すための体勢でしたが、当時は優れた自動発注可能なシステム売買ソフトもありませんでしたので、部下を24時間3交代でデスクに縛り付けシステム売買とは名ばかりのマニュアル発注です。恐怖の人力24時間システム売買体勢!そして、実際に100万ドルでの売買をスタートしました。ところが、いきなり600万円のドローダウンが起き、部下からは「本当に続けるんですか?」の疑問の声・・

当然続行です。ドローダウンだけで撤退なんて出来るわけないじゃないかと、強がりましたが内心不安だったのも事実です。その後1ヶ月程度で2000万ほど回復し、しばらく順調に収益を伸ばし、実験は成功裏に終わりました。皆がほっとしたという、今となっては懐かしい思い出ですが、当時のやり方を振り返りながら、少しテクニカルな面も見て行きたいと思います。

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コメント

セミナーでやって欲しかったりしますが。無理言ってごめんなさい。

投稿: g-men | 2006年11月 2日 (木) 16時47分

P&Fは歴史の長い分析手法のひとつですが、歴史が長い=儲かる手法というわけでもありません。しかし、実際に過去にワークした(儲かった)方法はありますので、それは公開します。

投稿: 山中 | 2006年11月 2日 (木) 16時37分

P&F待ってました(笑

欧米ではメジャーだと噂は聞くのですが有効性をイマイチ確認出来ていません。
非時系列分析って面白そうではあるのですが...
次回も楽しみにしています。

P.S. ディーラー時代の経験談なんて他ではなかなかお目にかかれません。時々でもいいのでまたお聞かせ下さい。

投稿: ONstand | 2006年10月31日 (火) 22時05分

本屋で見つけたあるFXの本に、ポイント&フィギュアでやれば儲かるということばかり書いてあるものを見つけました。その本の中にはポイント&フィギュアで儲ける方法は書かれておらず、代わりに参考文献が記されていました。このあたりの秘密は明らかにできないでしょうか。

投稿: g-men | 2006年10月31日 (火) 21時56分

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