「移動平均線を骨までしゃぶる」(14)
それでは実際のチャートを見てみましょう。いつものドル円・日足バーチャートに「ラーゲル移動平均線」を重ねたものです。
図中の青い線がFIR(中値の加重平均線)、赤い線がFilt(ガンマ値0.5のラーゲルフィルター線)となっており、FIRがFiltを上回ったら翌寄付でドル買い、FIRがFiltを下回ったら翌寄付でドル売りのシグナルを出しています。最初は、ストップルールもプロフィットルールも加えていませんので、常にドテンの売買シグナルとなっていますね。ロング(ドル買い)ポジションのバーが緑色、ショート(ドル売り)ポジションのバーが赤色というのもいつもと同じです。
このシグナル通りに売買した際の収益グラフも見てみましょう。期間は2001年1月から先週末(2006年3月24日)までの5年3ヶ月です。
何のルールも加えていない収益グラフでも、なかなかのパフォーマンスを出しています。今まで難しい性格の(?)分析手法を見てきたせいか、性格が良さそうだと思ってしまうのは私だけでは無いと思います。せっかくですから、MFE、MAEも使いパフォーマンスを上げてみましょう。
驚いたことに、MAEによるストップロス幅はわずか43銭、MFEによるストッププロフィット幅が3円90銭となっています。つまり、ストップの幅は小さく、プロフィットの幅は大きくという理想的な数値を出していると言えるでしょう。
収益グラフからも小さいロスを何度か繰り返した後に、大きくプロフィットを出していることが見て取れます。
もちろん他の通貨ペアでは全く異なった結果を出す可能性はありますが、今回のラーゲル移動平均線とドル円日足の組み合わせはなかなかの相性であると思った次第。
この技法についてはエーラース(John Ehlers)氏が、MESAソフトウェアのサイト(http://www.mesasoftware.com/technicalpapers.htm)でテクニカルペーパーを出しています。全て英語で技術的な用語の連発ではありますが、興味のある方は是非読んでみてください。"Time Warp Without Space Travel"というペーパーが、ラーゲル・フィルターに関する記述となっています。
なお、「移動平均線を骨までしゃぶる」シリーズはいったん今回で終わりです。次回からは別のテーマを取り上げていきましょう。










最近のコメント